「あんたの正義に、覚悟はあるか?」
"ゆとりですが、なにか"の主題歌より抜粋。
さて、前職での話ですが、25歳の春、僕は会社を辞めました。
その会社での僕は、仕事あがりに遊んでくれる女の子がいないか、一斉同報メールを送り続けるだけの与えられた業務を1秒でもはやく片付けるだけの毎日を過ごしてました。
プライベートの時間も大切にしていたし、どんな仕事を早く正確に終わらせる自信があったんです。
誰にも迷惑をかけてないし、それでいて事業部にも課にも貢献しているつもりでいました。
そう、よくいる、小利口で小賢しいやつです。
スキルや経験も増えてきて、今思えば一番天狗になっていた時期だったですね。
大体において僕に与えられたミッションは、やり方こそ任されてましたが、ゴールがはっきりとした仕事ばかりでした。プロセスを選べるので、期日さえ守れば自由にやれたわけです。
当時の僕への評価、隣の課のマネージャーの言を借りれば
「お前んとこのげりをってヤツさ、細かく指示しなくてもいい仕事するよな」
・・・程度の男。
でもまぁ20代前半だから、そんなもんでしょう。
そんな入社3年目、25歳になった僕に割り当てられた仕事には、これまでと大きな違いが出てきました。
「今日からお前、マネージャーな。」
げりを退社まで、あと数ヶ月。
(続く)