どうも、株式会社プラムザのシステムエンジニア、GERILLAです。
さて、part.1では、システムエンジニアの役割の一つ目が設計士であることを紹介しました。
続いて、システムエンジニア2つ目の役割を説明します。
■システムエンジニアの役割2・・・顧客折衝
設計士という役割は、プログラマとコミュニケーションを取ることでした。2つ目の役割は、
顧客とコミュニケーションを取ること、です。
ここでいう顧客というのはシステムの開発を依頼してくれるお客様のことですが、彼らはコンピュータシステムに明るくありません。お客様というのは、自分たちの業務の本質や問題点、コンピュータシステムを用いて達成すべき目標を説明することはできますが、それを実現するために必要なシステムの仕様を語る"べき"人ではありません。そのお客様に代わり、豊富な知識と経験をもったシステムエンジニアが、作るべきシステムの機能を提案し、プロジェクトを牽引していくのです。
顧客の”うれしい”のために
ここで行われるシステムエンジニアの”コミュニケーション”とは、お客様に言われたことを聞いたままプログラマに伝えることではありません。お客様の要望を十二分に理解し、お客様にも見えていない課題を乗り越えて適切な正解へご案内していくプロセスを指しています。
たいへん高度なこの”コミュニケーション”には、次のような能力が必要となります。
- 技術力(知識と設計力)
- 問題解決力(要望把握力・業務分析力)
たとえばお客様によっては、技術的にできないことや難しいこと、その割にデメリットの多い選択をシステムエンジニアに指示することもあります。
こうしたとき、お客さまにとって本当のメリットに繋がる適切な代替案を出せるかどうか。
システムエンジニアの真価はそのときに問われます。
開発費用のお見積りは誰が書く?
機能と費用には密接な関係があります。顧客との折衝の中で見積書を作成して提示するのも、システムエンジニアの役割です(※)。
※システムエンジニアではなく、担当営業が見積を作成する会社もあります。しかし、正解までの道のりをしっかり見通せているシステムエンジニアこそが、狂いのない適切な見積を作成できるとプラムザでは考えています。
(part.3 に続く)